企業側の当座預金勘定と銀行側の当座預金残高のズレを調整
銀行勘定調整表
当社残高
1,000
+500
△110
1,390
銀行残高
890
+1,000
△500
1,390
①不一致の原因が当社にある場合
1. ±連絡の未通知
(例:水道光熱費¥100の自動引き落としの連絡が銀行側から当社へ未通知)
2. ±誤記入
(例:売掛金¥100が当座預金に振り込まれたが、誤って¥110と記帳)
3. +未渡小切手①
(例:商品の掛け代金¥200を支払うために振り出した小切手について、渡したつもりで渡していなかった。)
4. +未渡小切手①
(例:旅費交通費¥300を支払うために振り出した小切手について、渡したつもりで渡していなかった。)
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
| 水道光熱費 [費用+] |
100 | 当座預金 [資産ー] |
100 |
| 売掛金 [資産+] |
10 | 当座預金 [資産ー] |
10 |
| 当座預金 [資産+] |
200 | 買掛金 [負債+] |
200 |
| 当座預金 [資産+] |
300 | 未払金 [負債+] |
300 |
| 未渡小切手の内容 | 当座預金の相手勘定 |
|---|---|
| 商品の仕入代金 | 買掛金 |
| 商品の仕入代金以外(費用や固定資産など) | 未払金 |
②不一致の原因が当社にない場合(時が経過すれば解決→銀行側修正項目)
1. +時間外預入(例:時間外預入が¥400あった。)
2. ー未取付小切手(例:¥500の小切手を振り出したが、相手方がまだ銀行に持ち込んでいない)
3. +未取立小切手(例:¥600の小切手をもらい、銀行に取立依頼をしたが、銀行がまだ換金手続きを行なっていない。企業側では銀行に取立依頼を行った時点で当座預金の増加とする(取引先の銀行が遠い場合))
仕訳なし